あの時、
私は場の空気をバカバカしい笑いで塗りつぶしたかった。
『あんなに仲が良かったのに…』と、
誰かが傷つくのも、泣いている姿を見るのも、ただただ無理で。
それから時が経ち、再会したやっちゃん。
そんな彼女の口からこぼれ落ちたのは、「アレもそうでしょ、もう気にしてないから」という言葉。
……「アレ」って何?
私が必死に彼女を守ろうとしたあの瞬間は、彼女の中では『私が裏で仕組んだ悪事』と当時の話し合いから書き換えられることなく、
あのままの形で今や寛大に『許してあげるべき過去』として上書きされていました。
『畢竟(ひっきょう)』
結局のところ、
何ひとつ変わっていなかった。
あの時の私は、
憤りというより、もはや笑えてしまって。
『事実はひとつでも、真実は人の数だけある』
自分にとって都合の悪い『事実』を隠そうと、都合の良い『真実』にして記憶の変換にするのは本能なのは仕方ないけども、
記憶の上書きする人の多さよ…(^q^)
まぁ、私の母もそんなタイプなんですけどねヽ(・ω・)/ズコー
私にとっての切実な現実は、彼女にとっては実体のない空想。
もはや そこに共有できる真実なんて、最初から一ミリも存在しなかったのでしょう。
彼女は「会えてよかった」と、何だか憑き物が落ちたようなスッキリした笑顔で去っていきました。
私の心には、正体不明の「モヤァァ……」という霧が立ち込めましたが。
不思議と苛立ちや、やりきれない怒りは湧いてきませんでした。
『ああ、見ていた景色が、最初から根本的に違ったんだな』
と、腑に落ちまくる気持ちでした(^q^)
『分かってほしい』という切実な期待が、
音を立てて崩れ落ちるような経験を、私はすでに高校時代に済ませていたからだと思います。
崩れ去った瓦礫の上に立って、初めて見える『本当の景色』がある。
そう思えるようになってきた頃に
期待しなくなった分だけ、この時は少しだけ強くなってたのかもしれません。
このエピソードの元となる話はこちら👇





















コメント